発熱しているのは身体の中で免疫細胞がウイルスと戦っている証拠です。 体温を上げて免疫を活性化させ、ウイルスへの攻撃力を高めているのです。 通常は、私たちの身体は37℃前後に保たれています。
熱はなぜ上がる?
発熱の原因 ウイルスや細菌に感染すると、発熱します。 これは、体内に入り込んだウイルスや細菌の増殖を抑えるための身体の防御 反応。 多くの場合、発熱は短期間で病気も2週間以内に治癒します。 安易に解熱するとウイルスや細菌を助けることになり、完治に時間がかかる場合があるので注意が必要ですよ。
夜になると熱が上がるのはなぜ?
体温は、朝方がもっとも低く、その後身体を動かしたり、脳を働かせることで、徐々に上昇し、夕方にピークを迎えます。 そのため、健康なときに朝と夕方で2回体温を計ると、夕方の方が高くなるのが普通です。 なお、病気で発熱したときにも同じような体温の変動が見られます。
なぜ人間には熱があるのか?
恒温動物である我々人間は、体温を一定に保ち、適切な生命現象を維持するために、熱を身体の外に放出し体温を下げたり、逆に熱を作って(熱産生)体温を上げたりしています。
発熱は人体にとってどのような現象?
発熱すると代謝が亢進します。 体温が1℃上昇すると代謝が13%増加し、熱感、発汗、倦怠感などが生じます。 また、代謝の亢進に伴って各組織で酸素や栄養分が必要とされ、それを供給するために心拍数が増加し、血流速度も上昇します。 熱を作り出すために酸素が必要になるため、呼吸数は多くなります。