りんごの表皮は、透明で滑らかなろう物質の膜で覆われています。 りんごが熟するにつれて表皮細胞からリノール酸やオレイン酸という脂肪酸が分泌されます。 これらの脂肪酸が、そのろう物質を溶かすために、表面が光りベタベタした状態になります。 ですから、油あがりは、食べごろになったサインでもあります。 29 окт. 2019 г.
りんごの表面のベタベタは何?
りんごの表面がツルツルしたり、ベタベタするのはワックス(被膜剤)ではありません。 りんごは成熟するにつれてリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が増えてきます。 これが皮に含まれるロウ物質を溶かし、表皮に現れてくるため、ネトネトしたように状態になります。
なぜりんごにワックス?
「ワックスが塗られているのでは?」との質問が消費者の皆様から寄せられることがあります。 これはりんご自身が内側から作り出す天然のもの。 「油上がり(あぶらあがり)」と呼ばれ、りんごが成熟すると増える脂質「リノール酸」「オレイン酸」などの脂質(不飽和脂肪酸)が皮の表面に出てくる現象です。
りんごの皮 何?
このピカピカの正体は、りんご自体が持つ自然の「ろう物質(天然のワックス)」です。 これはパラフィンやアルコール、飽和脂肪酸でできていて、鮮度を保つためのものなので食べても安全です。
りんごは磨くとなぜ光る?
ワックスだと勘違いされるぬるぬるの正体は、リンゴ自身が持つ「ロウ物質」です。 リンゴは成熟するにつれてリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が増え、皮に含まれるロウ物質を溶かし、保温や水を通さない役目をしています。 少し布で磨くとピッカピカに光り、特につがるやジョナゴールドは、熟すほどぬるぬるします。