円座を用いることで皮膚が引っ張られ、接触する部分の血行が悪くなり褥瘡を悪化させるため、円座は使用しないよう指導することが正しい。
褥瘡の予防で適切なのはどれか?
褥瘡を予防するため、体の向きや姿勢を変えたり 褥瘡予防寝具を用いたりして、体にかかる力を 分散させましょう。 同じ体位で長時間寝ていると、身体の一部に集中的 に圧力が加わってしまいます。 そのため、身体に負荷 がかかる時間を短くし、皮膚にかかる力を分散させた 姿勢を保つことが重要です。
褥瘡 円座 禁忌 なぜ?
円座を使用することで、褥瘡の好発部位を浮かせるため局所の圧迫を回避し有効に思われますが、褥瘡部位周囲の軟部組織を円座の輪の狭い範囲で支えることになります。 そのため局所的に圧が加わり、円状の不安定からズレが加わります。
褥瘡が生じやすい部位で正しいのはどれか?
これを調査結果で見てみましょう。 日本褥瘡学会が行った2013年の実態調査では、一般病院における褥瘡発生部位の順番は、①仙骨部(47.2%)、②その他(16.4%)、③尾骨部(16.0%)、④踵骨部(12.4%)、⑤大転子部(10.7%)、⑥坐骨結節部(5.9%)、⑦腸骨稜部(5.3%)となっています。
褥瘡の洗浄液で適切なものはどれか?
褥瘡の洗浄液で適切なのはどれか。 褥瘡は創部であり、エタノールは刺激性が高いため適さない。 褥瘡はまず洗い流し、汚れ・血腫・滲出液などを取り除く。 それには生理食塩水や水道水で洗浄するのが最も適切である。