母乳が乳腺内に溜まることで発症します。 乳房の腫れや痛み、熱感を引き起こします。 初産婦に多くみられる乳腺炎です。 乳管から細菌に感染することで乳腺が炎症を起こすことで発症します。
乳腺炎はどうしてなるの?
乳腺炎の原因は、おっぱいの通り道である乳管が詰まってしまうことです。 乳管が詰まると管の中の圧力が上がり、また、周りに炎症が起こるために、症状があらわれます。 初めてのお産の方は乳管が細く未発達なためにおっぱいが詰まりやすく、とくに乳腺炎になりやすいとされています。
乳腺炎ってどんな感じ?
症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。 また、乳腺炎で乳管(乳汁の通り道)が詰まると、赤ちゃんが吸ってもいつも通りおっぱいが出てきません。 おっぱいの味が変わることもあります。
乳腺炎 膿 どこから出る?
乳輪の下にしこりができ、乳輪や乳輪近くの皮膚から膿(うみ)が出ます。 乳管と皮膚の間に瘻孔(ろうこう)(管状の穴)ができていると症状が繰り返し起こることがあります。 陥没乳頭の方で頻度が高く、発生に授乳は関係ありません。
乳腺炎 いつごろ?
人によって差はありますが、一般的に乳腺炎は授乳を始めてから6-10週程度経過した時期に起こると言われています。 乳腺炎は、乳房がうっ滞した「乳房緊満(うっ滞性乳腺炎)」、乳腺組織が感染した「感染性乳腺炎」、さらに状況が悪化して乳腺組織が化膿した「乳腺膿瘍(化膿性乳腺炎)」の3つに分類できます。