僧帽弁【そうぼうべん】 心臓の左心房と左心室との境にある弁。 2枚の弁膜からなるので二尖弁(せんべん)ともいう。 左心室内の乳頭筋の頂から腱索(けんさく)というひもがその先端につき,その形が大僧正の帽子に似るのでこの名がある。 血液の左心房への逆流を防ぐ役目をする。
僧帽弁は何弁?
僧帽弁は前尖と後尖と呼ばれる二つの弁尖から成っている。 このことは、心臓にある他の三弁、すなわち三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁が全て三つの弁尖から成っていることと比較して特徴的である。 そのため、二尖弁とも呼ばれる。
僧帽弁閉鎖不全症 何が起こる?
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべん へいさ ふぜんしょう)とは 左心室から全身に送り出されるはずの血液の一部が、左心房に逆流してしまう状態です。 全身へ送り出す血液量が減り、左心房は拡張します。 急性発症の場合は、急激な肺高血圧、肺うっ血による呼吸困難が現れます。
心臓弁膜症はどんな症状ですか?
心臓弁膜症の主症状は、息切れ、胸の圧迫感や痛み、疲労感、ふらつき、めまい、失神および運動困難などです。 一般的に、息切れや胸の痛み、めまいなどは65歳以上になるとよくみられるため、「年をとったせい」「たばこを長年吸っているから」などと考えがちですが、検査をしたら実は心臓弁膜症だったということは少なくありません。
僧帽弁 心房細動 なぜ?
僧帽弁狭窄症では、弁の開口部が狭くなっているために、そこを通る血流量が減少します。 その結果、左心房内の血液量と血圧が増加し、左心房が拡大します。 拡大した左心房は、異常に速く不規則に拍動します(心房細動 これらの病気は、しばしば心房を拡張させる病態によって引き起こされます。