腎の尿細管は尿のカルシウム排泄を調節しており腎機能が低下すると血液中のカルシウム濃度が低下します。 さらに腎臓はビタミンDの活性化に関与しているため腎機能低下によりビタミンD活性が障害され骨粗鬆症がします。 同時に副甲状腺ホルモンが分泌されることで骨吸収がさらに進行します。 18 апр. 2021 г.
慢性腎不全 骨粗鬆症 なぜ?
また慢性腎臓病(chronic kidney disease : CKD)においては腎機能低下から、カルシウム、リン、ビタミンD、副甲状腺ホルモンのバランスが崩れ、骨粗鬆症が進行します。
腎不全 ビタミンD なぜ?
慢性腎不全になると、腎臓でのリン(P)の排泄およびビタミンD3の活性化ができなくなります。 また活性化ビタミンD3が低下すると、腸管からのCaの吸収が低下します。
糖尿病 骨粗鬆症 なぜ?
したがって、糖尿病が骨粗鬆症の原因となるメカニズムは①高血糖、②酸化ストレス、③インスリン作用不足、④骨におけるインスリン作用過多ということになります。 さらに、糖尿病合併症による視力低下(網膜症)や神経障害による深部感覚障害は転倒のリスクを高めて骨折リスクをさらに増加させます(図3)。
透析 骨粗鬆症 なぜ?
透析患者さんは、慢性腎臓病で血液中のリンが増加することで骨粗鬆症のリスクが高くなります。 よって、リンの摂取制限も、骨粗鬆症予防のためには大切です。 また、塩分を過剰に摂取するとカルシウムが尿へ排出されやすくなり、骨粗鬆症のリスクにつながります。 塩分の摂り過ぎにも注意しましょう。