通常の柿渋はいずれもph3程度(酸性)で、無臭柿渋はph4程度(弱酸性)です。
柿渋 って何に使うの?
柿渋には「抗菌」「防臭」「防虫」「防腐」「防水」などの作用があるため、古くから天然塗料として建物の塗装・布の染色など、さまざまな用途に使われてきた歴史があります。
柿渋 何?
柿の渋みのもとは水溶性タンニンで、これが口の中で溶けると渋く感じます。 甘柿も幼果のときには渋みがありますが、収穫時になるとタンニンが「水溶性」から「不溶性」へ変化するため、渋みがなくなります。 また、渋柿はアルコールや炭酸ガスを使って処理(渋抜き)することで、タンニンが「不溶性」に変化して甘くなります。
和傘に柿渋が使われていますか?
和傘は和紙、竹、木、亜麻仁油、漆、柿渋、タピオカなどの天然素材で作られています。
柿渋 何色?
柿渋色(かきしぶいろ)とは、灰がかった黄赤色で、色づく前のカキの実をしぼって作られます。 歌舞伎役者の一門、市川家がよく用いていた色であるところから、俗に「団十郎茶」とも呼ばれます。 江戸時代では、「柿色」と呼ばれますが、これは「柿渋色」を略したもので、柿の実の色にちなんだ「柿色」とは異なります。