末梢点滴であれば、刺入部の漏れなどの異常にも十分注意します。 また、急速輸液がいつ開始されて投与量はどのくらいかを把握し、尿量の記録とともに確実に医師に伝達し .
輸液 何時間?
維持輸液では、中心静脈を用いる場合は100mL時間を24時間かけて連続投与します。 末梢静脈から行う場合には通常、500mLを2時間かけて投与するのが基本です。
点滴 速度 どれくらい?
点滴の速度は2時間あたり500mLを目安にしていますが、脱水の強い人には点滴の速度を2-3倍にしたり、心臓が弱っている人には心不全の誘発を避けるために、500mLを3時間以上かけて輸液することもあります。
点滴 何秒に一滴?
普通の輸液セットの場合は20滴で約1mlだということを考え、1秒間に何滴を投与するかを計算します。 1秒間に0.33滴というコントロールは困難です。 そのため何秒に1滴投与するかを考え、3秒に1滴滴下するようにクレンメを調節すれば1時間当たり約60ml投与できることになります。
点滴 早すぎるとどうなる?
注入速度が速すぎると、尿量の増加、動悸などが起こり、呼吸・循環器への負荷が進むと呼吸困難、浮腫、血圧低下などの心不全症状をひき起こす場合もあります。 反対に注入速度が遅すぎると、必要量に達するまで口渇(こうかつ)、尿量の減少、発熱、意識レベルの低下といった脱水症状を起こすこともあります。