水道水の元になる場所のことを水源、その水のことを原水といいます。 水源の水は、地上に降り注いだ雨や雪が地下に浸透して集まり、河川や湖沼、地下水になります。 これらの水は浄水場できれいな水になり水道管を通って各家庭に運ばれます。
水道水はどんな水?
日本の水道水の多くはミネラルの少ない軟水であり、まろやかで飲みやすいのが特徴です。 また、水はpHの違いによって「酸性」「中性」「アルカリ性」に分けられますが、日本の水道水は水質基準でpHが中性付近(5.8以上8.6以下)になるよう定められています。 一方水道水に不快な味やにおいを与える成分もあります。
水道水には何が入っているか?
水道水には塩素やトリハロメタンなどの物質も含まれている 先述したように、水道水は塩素消毒されているため、残留塩素が含まれています。 また、塩素消毒の際に水に含まれる有機物と反応して、発がん性が疑われる「トリハロメタン」という物質も発生してしまいます。
水道水を飲み続けるとどうなる?
結論からいうと、日本の水道水は一生涯飲み続けても問題ないほど安全です。 日本の水道水は水道法に基づく水質検査により、51項目もの水質基準項目をクリアしていなければならないことが定められています。 さらに、各項目における基準値は「生涯飲み続けても身体に影響のない量」を基準として定めています。
水道水は何性か?
水道水は中性 水道水は浄水場によって多少の違いはありますが、アルカリ性でもなく酸性でもなく、pHの値の中間である中性であり、基準値としてはpH5.8以上8.6以下として定められています。