等尺性筋収縮とは筋肉の長さが変わらない状態で筋肉が収縮した状態です。 例えばスクワット(直立した状態から膝関節の屈曲・伸展を繰り返す運動)では下肢の多くの筋肉が同時に鍛えられますが、ここではその中で大腿前面にある大腿四頭筋に注目します。
とうしゃくうんどう?
等張性収縮 関節運動を伴う「動的」な状態での筋収縮です。 一定の質量の抵抗(=ダンベルなど)を負荷として与える運動です。 この運動時に筋の長さが短縮しながら収縮する(求心性収縮)運動と筋の長さが伸張しながら収縮する(遠心性収縮)運動の両方が可能であり多様な負荷運動となります。
同時収縮 なぜ?
正確な運動を行なうときに同時収縮が生じる(2 節①)のは,粘性を上昇させることで制御を容易に し,運動の精度を高めるためであると考えられる. このほか,運動を減速する際に同時収縮が生じる現 象(2 節②)も,粘性を上昇させることでブレーキを かけていると解釈できる.
等尺性収縮 何秒?
また,等尺性収縮は1IMの60-90%で保持時間は10~30秒である.
筋収縮 どういう状態?
筋肉が神経のインパルスあるいは刺激によって収縮する現象をいう。 筋肉は筋繊維(あるいは筋細胞ともいう)からなり,筋収縮は個々の筋繊維の収縮にもとづく。 一般に筋繊維の収縮は細胞膜内外の電位差(膜電位)の変化によって調節されている。 膜電位の減少を脱分極といい,脱分極がある値をこえると収縮がおこる。