吐き気とは、みぞおちから胸の辺りがむかむかして、嘔吐が起こりそうな不快感をともなう症状のことで、悪心(おしん)ともいいます。 消化器をはじめ、心血管、脳神経、目や耳などさまざまな疾患が原因となって起こり、生命に関わる危険信号の場合もあります。
吐き気はどうして?
吐き気・嘔吐は、暴飲・暴食や乗り物酔い、ストレスなどの日常生活上の原因で起こる場合もあれば、急性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの消化管の病気、また脳出血や脳腫瘍などの脳の病気が原因でおこることもあります。
悪心 なぜ起こる?
脳内にある嘔吐中枢が刺激を受けることによって起こる嘔吐であり、くも膜下出血・脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などの脳の病気によって脳圧が高くなったとき、メニエール病や乗り物酔いなど内耳に刺激を受けた場合、抗がん剤やアルコールなどの薬の影響、ホルモン・電解質の異常、腎臓病などで起こります。
悪心ってどんな症状?
悪心とは胃内のものを吐き出したいという切迫した要求のことで、嘔気、吐き気ともいう。 通常嘔吐の前に自覚される主観的な感覚であり、「むかつく」「胸やけ」「気持ちが悪い」「吐きそう」「げっとなる」などと表現される。 しばしば顔面蒼白、冷汗、唾液分泌、頻脈、下痢などの自律神経症状を伴う。
ずっと車酔いみたい 気持ち悪い 何科?
受診するのは何科? まずは、耳鼻いんこう科を受診しましょう。 隠れた病気が疑われる場合は、他の科を紹介されることもあります。 また、頭痛や体の痺れがある場合は、脳神経外科、脳神経内科の受診をおすすめします。