大腸の動きが悪くなり便が停滞すると「過剰な水分」を大腸が吸収し、便が硬くなります。 症状がひどいと硬い便(コロコロした便)になり、腹痛の原因になったり、肛門が切れたりすることでおしりから血が出る原因になります。 加齢による大腸の動きの低下、アロエ・センナが含まれる食事や下剤の長期摂取が原因になります。
うんこがかたいのはなぜ?
腸は、自分で動いて便を体外へ排出しようとします。 この運動を「蠕動運動」といいます。 蠕動運動が弱くなり、腸の動きが鈍くなってしまうと便が体内に長くとどまってしまい、水分が腸壁から吸収されてどんどん便が硬くなってしまいます。
便が出ないときは何科?
便秘による症状が辛いという場合や、1週間以上たっても便が出ないという場合には、我慢せずに消化器内科を受診しましょう。 便秘を放置したことによって溜まった便が腸管を穿孔させたり潰瘍を起こしたりすることもあります。 また、痔になったり、便が直腸内に溜まって固まる(糞便塞栓症)になったりする可能性もあります。
便が出ないときはどうしたらいいんですか教えてください?
穀物、いも類、豆類、ひじき、寒天、果物など、食物繊維を豊富に含む食品をしっかり摂りましょう。 また、水分の摂取量が少ないと便が硬くなり、排出しにくくなります。 こまめに水分を摂ることを意識しましょう。 特に、朝、水や牛乳などの水分をコップ1杯摂る習慣をつけると、腸が目覚め、活発に動き出すようになります。
便がコロコロ 何が足りない?
山口先生によると、コロコロの原因として多いのは「水分不足」なのだとか。 必ずしも"硬くて小さい=問題がある"というわけではありませんが、やはり"なめらかなバナナ状でスルリと出る"のが理想的な状態です。 コロコロやお通じの滞りが気になったら、まずは水分や食事のとり方を振り返ってみましょう。