汚水はトイレからの排水であり、雑排水はトイレ以外の台所や浴室、洗面所からの排水を指します。 このほか、屋上や敷地に降り注いだ雨は、雨水として処理されます。 集合住宅の排水方法は、合流式と分流式 の2タイプがあります。
生活排水にはどのようなものがあるか?
生活排水とは、台所、トイレ、風呂、洗濯などの 日常生活からの排水のこと。 1人が1日に使う水の 量は250リットルにのぼります。 このうち、トイレ の排水を除いたものを生活雑排水といいます。
生活排水はどうなる?
下水道が未整備の地域では浄化槽で処理される場合と、トイレ排水だけを処理して、残りの台所、風呂、洗顔などに使われた生活雑排水はいわゆる垂れ流しにされることがあります。 洗車や植木への遣り水、道路への撒き水などの屋外で使われた水は地中へ染み込む場合もあれば側溝へ流れ込むこともあります。
生活排水はどこに?
どこへつながっているのでしょうか。 日本の下水道普及率は79.3%(平成30年度時点)ですので、多くの生活排水は公共下水道を通って下水処理施設に水は流れていきます。 その他にも、下水処理施設に流れるのは、農業集落排水施設やコミュニティ・プラント、合併処理浄化槽です。
雑排水 どこに流す?
雑排水、汚水とも下水管に排水している場合は、下水処理されます。 下水道が整備されていないところは、ご自身の敷地内に設置された浄化槽に汚水、雑排水を入れ、そこできれいな水にして道路の側溝に流したり、公共の配水管(下水管ではない管)に流します。