とろみがついた食べ物や水分は、咽頭をゆるやかに流れていくので、誤嚥を防ぐ食事として適しています。 ただし、とろみを強くつけすぎると粘性が増し、かえって誤嚥を起こしやすくなる場合があります。 また、食べ物や水分の種類によっても、とろみのつき方が違います。 26 мая 2011 г.
誤嚥しにくい食品はどれか?
嚥下しにくい食品かまぼこ・こんにゃく・いかなど、弾力に富む食品高野豆腐・ゆで卵・クッキー・パンなど、パサパサする食品味付けのり・ウエハースなど、口腔内や咽頭に張り付きやすい食品餅・団子など、粘りの強い食品れんこん・ごぼう・たけのこなど、硬い食品酢の物・柑橘類など、酸味の強い食品嚥下・咀嚼困難な方のための食事療養のポイント
嚥下障害のある患者に与える食事として嚥下しやすいのはどれか?
水分は食塊をつくれないため誤嚥が生じるリスクが高い。 味噌汁は食塊をつくれないため誤嚥が生じるリスクが高い。 ゼリーは食塊をつくりやすいので誤嚥が生じるリスクが低い。 よって、嚥下障害のある患者の食事の開始に適している。
誤嚥した食べ物はどうなる?
誤嚥によって食べ物や唾液、胃液などと一緒に細菌が気道に入ることで肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する。 また、食べ物などの誤嚥の他に、口の中や喉の粘膜にすみついた細菌を含んだ唾液の誤嚥や、寝ている間に胃と食道の逆流によって胃酸を含んだ胃の内容物を誤嚥して起こることもある。
嚥下障害って何?
嚥下障害とは 摂食・嚥下障害ともいい、食べること、飲み込むことの障害のことで、上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。
誤嚥を予防するために食べることはありますか?
しかし、誤嚥を予防するために食べることを辞めて点滴や経管栄養(鼻や口、もしくは胃に直接胃ろうを作ってチューブを通して栄養剤を流し込むこと)にすればよいのかと言えばそうではありません。 食べることとは生きることです。 自分の口を使って食べるということは、高齢の方のQOLを維持するために非常に重要なことです。 その方の嚥下の機能の状態に合わせて、食材や調理法、食事の形態を選択し、できるだけ口から食事を摂取していくことが大切です。 飲み込みにくい食材は、誤嚥を予防できるように調理法を工夫する必要があります。 毎日、その人に合わせた嚥下食を作ることは非常に負担が大きい作業となるので、上手に市販のものや宅配弁当を活用する必要があります。
誤嚥や飲み込みづらくなるためにどのような食品に気をつけるのですか?
今回は、誤嚥や飲み込みづらくなるといった嚥下障害を起こさないために、どのような食品に気をつけるとよいかについてお話しします。 下記のような特徴のあるものは飲み込みや誤嚥の原因となりやすいため、注意したい食品です。 粘度が低いとむせやすいため、ある程度の粘度があると口の中でまとまります。 (1)細かく刻んだものや口の中でバラバラになるもの、サラサラの液体は、市販のとろみ剤や片栗粉で適度なとろみをつける。 (2)ミキサーやフードプロセッサーで潰したものは、ゼラチンや寒天などで固める。 (3)とろみやつなぎになる食材を使って、飲み込みをしやすくする。 小さめの方が思い通りに噛むことができ、前歯で噛みきる力が弱い方でも食べやすくなります。
誤嚥を防ぐには、どのような食品を使用するべきですか?
誤嚥を防ぐには、嚥下しやすい食品を選ぶことが大切です。 また、次のように調理を工夫することで、さらに安全に食べることができます。 とろみ剤や片栗粉で適度なとろみをつけて、食品や液体をまとめます。 また、長いもやオクラ、納豆など粘りのある食品のとろみを活用しても良いでしょう。
丸のみしても誤嚥することなく違和感がない食材はありますか?
丸のみしても誤嚥することなく違和感がない食材の大きさは約1cm未満といわれています。 ただし、細かく切ることで口の中で塊になりにくくなる食材(野菜やかまぼこなど)は、細かく切った後にとろみをつける必要があります。