下咽頭癌全体では50~70歳代に好発し、男女比は2~4:1です。 予後(治り)は頭頸部悪性腫瘍のなかでも悪く、5年生存率は30~40%と言われています。 初発症状は咽頭痛やつかえ感などの咽喉頭異常感で、進行すると嚥下困難・嗄声(声かすれ)・耳の痛み(放散痛)などが出現します。
咽頭がん 何歳から?
わが国では年間600~1000人が喉頭がんになり、好発年齢は60~70歳代です。
下咽頭がん 何科?
これらのうち1つでも当てはまる症状がある場合は耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。 また、ヘビースモーカーやたくさんお酒を飲まれる方は下咽頭がんのリスクが高いため年に一度は耳鼻咽喉科でのチェックをお勧めします。
咽頭がん 何年?
治療成績は一般的に5年全生存率であらわします。 上咽頭がんでは、早期がんであるⅠ期で90%、Ⅱ期からⅢ期で60~80%、Ⅳ期で40~50%の生存率です。 中咽頭がんの5年全生存率は、Ⅰ期:83%、Ⅱ期:79%、Ⅲ期:73%、Ⅳ期:69%です。
のどの痛み 咽頭がん?
中咽頭がんでは、嚥下時(食物を飲み込むこと)の異和感、しみる感じなどの症状があり、やがてのどの痛みや飲み込みにくさ、しゃべりにくさなどが強くなり、さらに進行すると耐えられない痛み、出血、開口障害、嚥下障害(飲み込みの障害)、呼吸困難などの症状が出現してきます。