心臓弁膜症の主な原因は、動脈壁をもろくするアテローム動脈硬化です。 まれな原因には外傷、大動脈炎(大動脈が炎症を起こす疾患)、マルファン症候群のような遺伝性結合組織障害、梅毒などの感染症があります。 マルファン症候群による心臓弁膜症は、心臓に最も近い上行大動脈に最も多く発生します。
心臓弁なぜある?
心臓の弁の役割 弁は心臓の内部で、血液が流れる時には開いて、それ以外の時には閉じて血液の逆流を防いでいます。 弁の機能障害には「狭窄症」と「閉鎖不全症」とがあります。 弁がうまく開かなくなって血流が阻害されるのが狭窄症で、弁がうまく閉じなくなって逆流を起こすのが閉鎖不全症です。
心臓弁膜症とはどういう症状ですか?
心臓弁膜症の主症状は、息切れ、胸の圧迫感や痛み、疲労感、ふらつき、めまい、失神および運動困難などです。 一般的に、息切れや胸の痛み、めまいなどは65歳以上になるとよくみられるため、「年をとったせい」「たばこを長年吸っているから」などと考えがちですが、検査をしたら実は心臓弁膜症だったということは少なくありません。
弁膜症 心不全 なぜ?
僧帽弁の閉まりが悪く、左心室から左心房に血液が逆流してしまうために起こるもので、逆流の程度が進むと心房細動などの不整脈が起きたり、肺うっ血、心不全などの症状が悪化します。
心臓 弁 何科?
一般的に心臓弁膜症の検査は、循環器科で行われます。