胸壁(きょうへき)は、皮膚から胸膜までの壁になっている部分で肋骨(ろっこつ)や筋膜(きんまく)、血管等からなる部分を指します。 胸腔(きょうくう)は、肺と胸壁と横隔膜にはさまれた空間で、正常でも胸水が50ml程度たまり、肺の動きを円滑とし、胸水がたまるところを指します。
胸腔には何がある?
肋骨と肋間筋、胸筋を胸壁、胸壁と横隔膜に囲まれた部分を胸腔と呼び、胸腔の中に左右の肺と縦隔があります。 縦隔は左右の肺の間の部分で、気管・気管支、心臓、大動脈、食道が存在します。
肋とはどこ?
〘名〙 胸から左右の脇へ連なって内臓を保護する骨。 左右合わせて二四本あり弓形に並行し、前端は胸骨に、後端は脊柱につづく。 ろっこつ。
壁側胸膜 どこ?
胸膜は肺を包む2枚の薄い膜で、肺そのも のの表面を包む臓側胸膜(ぞうそくきょうまく) と胸の壁の内側を覆っている壁側胸膜(へきそく きょうまく)とがあります(胸膜腫瘍の図を参照)。
胸膜腔 どこ?
胸腔のうち心臓を含む縦隔と肺を除いた部分.