ある研究報告によれば、亜鉛欠乏性味覚障害の自覚症状の改善率は73.3%であり、その平均治癒期間は22.7週とされています。
味覚障害はどれくらいで治る?
嗅覚・味覚障害自体は自然に回復することも多く(60〜80%は2週間以内に改善との報告が多いです)、決して治療を急ぐ必要はありません。
亜鉛欠乏症 どのくらいで治る?
亜鉛欠乏症と診断されたら、亜鉛の補充による治療を行います。 亜鉛の内服を開始すると、皮膚炎は1週間程度、低身長は1~3ヶ月程度で改善します。 症状が改善して、血清亜鉛値が基準範囲内になれば、5~6ヶ月で亜鉛の内服を一旦中止して経過をみていくことになります。
抗がん剤 味覚障害 いつ治る?
多くの場合、治療が終わって3-4週間程度で回復するといわれています。 ただ、2-3ヶ月かかるという報告もあり、口の中の元々の状態、口内炎(口の中の粘膜障害)の有無、唾液分泌の有無や程度、抗がん薬の種類等によって影響を受けている可能性もあります。
亜鉛欠乏 味覚障害 なぜ?
亜鉛は、細胞や組織の代謝の欠かせない生体必須の微量元素(ミネラル)。 味細胞が生まれ変わる際にも亜鉛が必要で、不足すると味細胞が減ってしまい、味覚障害が起こるというわけです。