飲み込んだボタン電池が食道の内壁に貼り付くと、電気分解によって電池の外にアルカリ性の液体ができます。 このアルカリ性の液体はタンパク質を溶かす性質を持っているため、ボタン電池と接触した粘膜に化学やけどを引き起こします。 この液体の作用がとても強いために、食道や胃の壁を短時間で傷つけることがあるのです。
ボタン電池 誤飲 何時間?
ボタン電池は、誤飲時に食道にとどまり、 放電の影響によって短時間(僅か1時間)※2 でも潰瘍ができて穴が開いてしま うなどの重篤な症状を生じることがあり、場合によっては死に至るなど大変危 険です。
ボタン電池 誤飲 何科?
子どもが誤飲したものが分かっている時、ボタン電池や5cm以上の大きさの物、先端がとがっている物を飲み込んだ場合は救急外来を受診してください。
電池飲むとどうなる?
電池が体内に入ると胃酸などの消化液で外装が壊れ、中からタンパク質を溶かす性質のあるアルカリ性の物質が出るなどする。 また、電気分解により、マイナス極である電池の外側にアルカリ性の液体もできる。 その結果、潰瘍になったり消化器の壁に穴を開けるなど、生命に関わるような重症化に至るケースも少なくない。
ボタン電池 誤飲 なぜ?
コイン型のものに多く使われているのは、リチウム電池。 ボタン型はアルカリ電池が多いです。 ボタン電池を誤飲し、消化管に接触した部分から電流が流れると電気分解によりアルカリ性の液体がつくられます。 このアルカリ性の液体にはタンパク質を溶かす性質があるので、接触した体の中を溶かしてしまうのです。