COPDでは、栄養障害により、体内の脂肪酸が動員されて、脂質の燃焼量が増加していると考えられるので、呼吸商は低下する。 また、COPDの食事療法として、エネルギー量が同等の場合、二酸化炭素の発生量が少ない脂質を多く摂取している場合も、呼吸商は低下する。 5 авг. 2013 г.
COPD 栄養管理 なぜ?
COPDの患者さんでは呼吸で二酸化炭素を排出する機能が低下しています。 そのため呼吸商の低い栄養分をとり、肺の仕事の負担を軽減する必要があります。 バター、クリーム、オリーブ油、ゴマ油など脂質は呼吸商が0.7と低く(炭水化物は呼吸商が1と高い)、また高エネルギーの食品のため、少量で多くのエネルギーを摂取できます。
COPD 食事量低下 なぜ?
COPDの人の1日に必要な安静時エネルギー量は、健康な人の約1.5倍と考えられています。 その一方で、肺が膨張し胃を圧迫するため満腹感を得やすい、常に息苦しさを感じているなどの理由で食事量が減り、摂取エネルギーは減少します。
肺気腫 体重減少 なぜ?
COPDの体重減少は、①呼吸をするために使う呼吸筋の負担が多くなり、常に体力を使う状態が続くこと、②呼吸困難に伴う運動制限による食欲低下や消化管機能の低下など様々な要因が複合的に関与していると考えられています。 食欲がなくても、食事は少しずつでも良いのでしっかり摂ることが重要です。
プルモケアの呼吸商は?
高脂肪組成栄養剤(プルモケア®)は,脂質の呼吸商が低値のため動脈血炭酸ガス分圧の上昇を防ぎ,1.5 kcal/mLと高エネルギーであるため水分負荷を回避できる.