普通の肺炎と言えば、ばい菌が肺の中で増加し発熱、咳、痰が出て、レントゲンでは肺が白くなります(通常一部)。 抗生物質で治療されて軽快します。 しかし、抗生物質が効きにくく、胸のレントゲン写真で左右の肺全体が白くなる場合“間質性肺炎”を疑う必要があります。
肺炎 なぜ白くなる?
空気はレントゲンやCT検査では黒く写ります。 肺炎になると、肺の中身の一部が空気から炎症で生じた水分へと変わることによって、今まで黒く写っていた肺が白く変化します。 こうして、肺炎になると肺が白く見えるのです。 肺炎は微生物が肺に入り込むことで起こります。
肺が真っ白 レントゲン なぜ?
X線は人体を通りぬけますが骨などのような通り抜けにくいところがあります。 通り抜けたX線を画像に映すと画像に白黒の濃淡ができ、体の中の様子を見る事ができます。 このことから肺に炎症があって滲出物が多くなるとレントゲンで白く映ります。
肺に白い影があるのは何ですか?
肺に腫瘍や炎症がなどの病変があると、白い陰影が写ります。 不整な円形に近い白い影は肺がんなど、境界がぼやけて不明瞭な白い影は肺炎、肺結核などが疑われます。 また、胸膜に空気が溜まる気胸では肺の縮んだ様子が写ります。 肺の病気の診断に有用です。
レントゲン 白く写るのはなぜ?
肺や空気などの密度の低いものはX線吸収が少なく透過しやすいため黒っぽく写りますが、骨などの密度の高いものはX線吸収が高く、透過しにくいため白っぽく写ります。