症状が強く、急いで腹水を減らす必要があるときにはお腹に針を刺してある程度の腹水を排出します。 腹水には水だけでなく体に必要な栄養分も含まれているため、場合によっては抜いた腹水から水分を取り除いて点滴として体に戻す、腹水濾過濃縮再静注法とよばれる治療が行われることもあります。 30 мая 2019 г.
ガン末期 腹水なぜ?
がんが肝臓または血液を肝臓に運ぶ門脈に広がると、血圧が肝臓内で上昇し循環を損なうことがあります。 体液が血管やリンパ管から滲み出て、その量が多くなり、腹部に体液が蓄積します(お腹に水がたまる状態になります)。
腹水 どのくらい抜く?
「腹水は一度に大量に抜くと血圧が下がり循環不全を起こして、ひどい場合はショック症状につながることもあります。 そのため、抜くとしても一度に1~2ℓの少量に限られます。 10ℓ以上の腹水がたまっている患者さんにとって、これでは症状緩和効果は得られません。
腹水を抜くことを何という?
退院しても週1~2回程度は腹水穿刺(=お腹に麻酔をした後、小さな針を刺してその穴から貯留している腹水を抜くこと)のために病院へ通う必要がありましたが、高齢の奥様の介助だけでは通院は難しく、主治医より「訪問診療」の提案がありました。
腹水をほっておくとどうなる?
そのままに放っておくと低栄養やがんの進行から、さらに腹水が貯留するという悪循環に陥るため、いくつかの治療が試みられています。 これらの治療でコントロールができない腹水を難治性腹水と言います。