ビタミンＫには血液凝固のほかに骨形成（骨をつくる骨芽細胞の働き）を促進する作用と骨吸収（骨を壊す破骨細胞の働き）を抑制する作用があります。 この２つの働きにより、骨粗しょう症における骨量（骨の材料であるカルシウムとリンの量）の減少を抑えたり痛みを和らげる効果があるとされています。
小松菜のビタミンKは？
食品名1食あたりの重量（g）ビタミンK（μg）小松菜（ゆで）80320納豆40600しゅんぎく（ゆで）50460だいこん葉（ゆで）50340
ビタミンＫ 何にいい？
ビタミンKは骨に存在するオステオカルシン（カルシウム結合タンパク質）を活性化し、カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぎます。 また、コラーゲン生成を促進し骨質を改善するため、骨粗しょう症の治療薬にも使用されています。 加齢やダイエット、女性ホルモンの低下によって、骨密度は減少していきます。
骨粗鬆症には何がいいんですか？
栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本です。 ♦カルシウム牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など※ 骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700～800㎎です。
納豆のビタミンK量は？
ビタミンKを多く含む日本の誇る「納豆」！ 平均体重72kgの対象者では82 µg/日程度のビタミンK摂取量が必要です。 発酵食品である納豆には、ビタミンKが多く含まれています。 1パック240μgものビタミンKを含んでいます。 納豆の菌が腸内でビタミンKを生成するため、含有量以上のビタミンKを摂取できます。
