ビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を促進し、血液に入ったカルシウムを骨まで運ぶ働きがあります。 カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、ビタミンDとあわせて摂取することが大事です。 また、骨を作る骨芽細胞の働きを促進して骨の形成を助けたり、転倒を抑制する作用があるという報告もされています。
骨粗鬆症のビタミンDは?
ビタミンDは腸管におけるカルシウム吸収を促進し、血中カルシウム濃度を維持し骨のカルシウムを正常に保ちますが、不足すると骨は細く脆くなります。 ビタミンD は、閉経後女性の骨粗鬆症の予防にも役立ちますので、ビタミンD不足の時は、ビタミンDのサプリメントなどの服用が有効とされています。
骨粗鬆症には何がいいんですか?
栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本です。 ♦カルシウム牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など※ 骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700~800㎎です。
骨粗鬆症 ビタミンK なぜ?
ビタミンKには血液凝固のほかに骨形成(骨をつくる骨芽細胞の働き)を促進する作用と骨吸収(骨を壊す破骨細胞の働き)を抑制する作用があります。 この2つの働きにより、骨粗しょう症における骨量(骨の材料であるカルシウムとリンの量)の減少を抑えたり痛みを和らげる効果があるとされています。
骨粗鬆症 ビタミンDどれくらい?
骨粗鬆症は、長期にわたるカルシウムとビタミンDの摂取不足により発生します。 ビタミンD3(1日当たり700~800 IU)とカルシウム(1日当たり500~1,200 mg)のサプリメントを併せて摂ることで、62~85歳の高齢者の骨量減少と骨折リスクが低減することが示されています。