網膜には光に反応する視細胞が片目だけで1億個以上も存在しており、光の刺激を信号に変えて脳に映像を伝えているのです。 視細胞には錐体(すいたい)細胞と桿体(かんたい)細胞の2種類があります。 錐体細胞は、明るい場所で色を認識することができますが、暗闇ではそのはたらきが低下してしまいます。
光を感じるのはどこ?
網膜(もうまく) 網膜は10層あり主に3つの機能で構成されています。 まず光を感じる「視細胞」には約600万個ある視力や色に関係する錐体視細胞(すいたいしさいぼう)と、約1億2千万個ある光の明るさを感じる杆体視細胞(かんたいしさいぼう)があります。
光受容細胞 どこ?
脊椎動物の網膜では、目に入った光は網膜の奥(眼球の壁側)の視細胞層に存在する光受容細胞である視細胞(桿体および錐体)によって感受される。
桿体細胞 どこに分布?
桿体細胞は、基本的に網膜全体に分布し、黄斑と盲斑には存在しないことが特徴です。 桿体細胞が網膜全体に分布しているため、私たちは様々な角度から入ってくる弱光を認識することができます。 しかし、桿体細胞は黄斑には存在しないため、弱光がまっすぐに入ってきても認識することができないのです。
ロドプシンはどこにある?
ロドプシンろどぷしん rhodopsin 脊椎(せきつい)動物の網膜retinaにある視細胞のうち桿体(かんたい)rodまたは桿状体細胞外節の円板体膜に含まれる赤い色素タンパク質(視物質または視色素)で、視紅visual purpleともよばれる。