筋肉がやせる病気を診断するには、ぜひ脳神経内科医の診察を受けて下さい。 筋萎縮の分布などの特異性のある所見から診察だけで診断がつくこともあります。 確実な診断のためには神経伝導検査や針筋電図などの専門的な電気生理学的検査が必須となります。
筋力 何科?
体中の筋肉に痛みがあるときは、整形外科を受診しましょう。
脱力感 何科?
手足に力が入らないなどの症状が緩徐に進行する場合は、慢性的に神経や筋肉が障害される病気の可能性があります。 また、脊髄や手足の先にいく神経がいたんでも力が入らないことがあります。 原因によって治療がちがいますので、まず神経内科で診てもらいましょう。
筋肉の低下の原因は?
内科医から見た筋力低下の原因となるおもな病気 低カリウム血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など。 重症筋無力症、Lambert-Eaton症候群、Guillain-Barre症候群、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症など。 皮膚筋炎/多発性筋炎、血管炎、リウマチ性多発筋痛症、線維筋痛症など。
筋肉の衰えの病気は?
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、全身の筋肉がやせて、力がなくなっていく病気です。 発症すると進行を止めることはできません。 根本的な原因は今のところ解明されていません。 厚生労働省の指定難病で日本の2018年度のALS患者数は9805人となっています。