初めは少量から、徐々に量を増やしていきます。 鎮痛に必要なモルヒネの量は1日量として20mgから6,000mg以上と患者さんごとに大きな差があります。 また、薬の量が多いから病気が重いということではありません。
モルヒネの1日量は?
○ 速放製剤のモルヒネ内服液やモルヒネ塩酸塩錠は、痛みが 急に強くなるときのレスキュー薬として有用である。 ○ 経口剤で副作用が発現した場合、注射剤へ切り替えること で副作用を軽減できることがある。 ・ 開始量は、1日 20 〜 30mg。 ・ 維持量として1日 120mg 以上の投与量が必要な場合が ある。
モルヒネ 何回?
しかし、医師の指示通り、適切な使用をすれば全く問題はなく、痛みの治療にとって最高の薬となります。 現在、モルヒネは注射薬のほかに、内服薬(錠剤、水溶液、顆粒、カプセル)と坐薬があり、1日1~2回内服すればよいMSコンチン、カディアン、ピーガードのほか、モルヒネの親戚であるオキシコンチンが使用されています。
モルヒネはいつから?
アヘンからモルヒネが初めて精製されたのは19世紀初頭、ドイツの薬剤師フリードリヒ・ゼルチュルナーによる。 1853年に皮下注射針が開発されると、以降モルヒネは優れた鎮痛薬として普及した。 ちなみにモルヒネの名付け親はゼルチュルナーで、ギリシャ神話に登場する夢の神モルフェウス(Morpheus)に由来する。
モルヒネ投与から亡くなるまで何日?
入院からモルヒネ系製剤開始までの期間は平均28.2日、モルヒネ系製剤開始から死亡までの期間は平均5.6±5.8日、モルヒネ系製剤の使用期間は10日以上と1日以内がそれぞれ20.5%、食思低下からモルヒネ系製剤開始までの期間は1.7±4.3日、尿量低下からモルヒネ系製剤開始間の期間は3.9±4.8日、などだった。