ナルコレプシーの場合、診療科は脳神経内科が適しています。 理由は、ナルコレプシーの原因は脳内の神経伝達物資の異常であるためです。 最寄りに脳神経内科がない場合は、心療内科でも構いません。
ナルコレプシー 何分?
健常者は、睡眠を自分の意志でかなり自由にコントロールすることができます。 しかしナルコレプシー患者の場合には、猛烈な睡魔に襲われ、時と場所に関係なく発作的に眠り込み10~20分の居眠りを一日に何回も繰り返します。
ナルコレプシーの検査は?
ナルコレプシーには、眠気に関する検査、オレキシンに関する検査、免疫に関する検査があります。 昼間暗い部屋で横になっていただき、眠るまでの時間を2時間ごとに脳波を記録する検査(反復睡眠潜時検査)で眠気を測るのですが、この検査をきちんとできる施設は日本ではまだ限られています。
ナルコレプシーの血液検査は?
白血球の血液型検査 ナルコレプシー患者では、白血球の血液型であるHLAが特定のタイプを有することが分かっています。 HLAは様々な自己免疫疾患および臓器移植の免疫反応などにも関連しています。 HLAのサブタイプであるDRB1*1501とDQB1*0602という遺伝子型の組み合わせが、ナルコレプシーに関係しています。
ナルコレプシーの精神疾患は?
ナルコレプシーは、過眠症の一つで睡眠障害です。 精神神経科や神経内科が専門とされています。 前述した「突然襲う過度の眠気」「情動脱力発作」「入眠時幻覚」「睡眠麻痺」の症状がナルコレプシーによるものか、脳の障害や精神疾患による症状なのかを診断することから始めます。