わけでもないのに、次第に暑さでムンムンしてきます . なぜ人は「寒い」と感じるのか. 札幌医科大学教授 . 人間は寒さに直面すると、身を縮ませますが、なぜ.
熱が出ると寒気がするのはなぜ?
体の中で熱を運んでいるのは血液なので、まずは皮膚のすぐ下の血管を収縮させて、血流を低下させる。 いわば、体をエコモードに切り替えて、熱が放散するのを防ぐわけだ。 こうなると皮膚の血流が少なくなるため、顔が青白くなり、寒気を感じるようになる。 風邪の引き初めの「なんだか背中の辺りが寒い」という段階だ。
寒さを感じるのはなぜ?
気温が低いときや周囲に温度の低いものがあり、体温との温度差が大きいときは、体内でつくられる熱の量よりも奪われていく熱の量が大きくなるため、体の熱が下がり、寒く感じます。 私たちの体は体温によって皮膚の周りの空気を暖めています。
人はなぜ暑さを感じるのか?
体の中で発する熱や受ける熱が、放散する熱より多くなると体温が上昇してしまい、人は「暑い」と感じるようになります。 ただし、気温が一定以上になると、体温が上昇しなくても暑いと感じ始めます。
寒いと体が震えるのはなぜ?
結論から言うと、寒いときに体が震えるのは、筋肉を動かすことで熱をつくり、体温を維持するためです。 もう少し詳しく言うと、体温が低下すると脳の視床下部から骨格筋に指令が行き、全身の筋肉が小刻みに震えます。 震えは1分間に最大200〜250回にのぼる不随意運動で、じっとしているときに比べて最大で6倍の熱を作り出すのです。