軽度であっても一度でも脳震盪を起こしてしまったら、最低でも一週間は休養期間が必要です。 検査の結果が、「異常所見なし」であれば問題なく回復します。 ただし、「脳震盪後症候群」とよばれる後遺症があり、頭痛、めまい、集中困難、健忘症、うつ病、感情鈍麻、不安などが起こることがあります。
脳震盪後症候群 いつまで?
脳しんとう後症候群の症状は脳しんとうが起こってから1週間以内によくみられ、一般に2週目には消失します。 ただし、ときには数カ月から、まれに数年間も続くことがあります。
脳震盪 どれくらい?
1(軽症):意識消失(-)、外傷性健忘が30分以内の場合→1週間無症状なら競技復帰は許可する。 2(中等症):意識消失は5分以内、外傷性健忘が30分以内→1週間無症状なら競技復帰は許可。 3(重症):意識障害5分以上、外傷性健忘症が24時間続いた場合→競技復帰は最低1ヵ月を要する。
脳震盪どういう状態?
脳振盪とは、軽度の頭部外傷によって受傷直後に一過性に生じる意識消失や記憶障害のことです。 「脳震盪」と呼称されることもあります。 ほとんどの脳振盪では意識消失や記憶障害などの症状は短時間で消えて元の状態に戻ります。 一方、重症な脳振盪では、けいれんや血圧の低下、また脈が遅くなるなどの症状が引き起こされることがあります。
脳震盪 嘔吐 いつまで?
ところが小児の場合には、内出血が起こったならば、もちろん嘔吐が起こるのですが、頭を打って(特に後頭部を打った時)単なる脳振盪を起こしただけでも(内出血がなくても)、しばしば何回も吐くことがあります。 こういった小児の脳振盪による嘔吐は、頭を打ってから普通24時間以内に治ります。