卵子は卵巣から排卵された後、卵管膨大部で精子と受精して胚になり、細胞分裂を進めながら子宮に移動して着床します。
排卵された卵子 どうなる?
排卵をすると排卵後の卵胞が黄体(実際に黄色くなります)に変化して黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。 これが子宮内膜の着床の準備をするとともに、体温中枢に作用して体温を上昇させます。 睡眠中に体温は徐々に低下していきやがて安定します。
受精しなかった卵子 どこにいく?
受精しなかった、あるいは受精卵が着床しなかった場合、厚くなった分の子宮内膜がはがれて、出血とともに子宮外に排出されます。
排卵 どちらかの卵巣?
排卵は原則的には毎月交互に、左右の卵巣から、今月右なら来月は左というように、排卵されます。 そしていくつもの卵胞が育つ中で、大きく育った(主席卵胞)の袋が破れ、中から卵子が腹腔に飛び出します。 これが排卵です。 あとの卵胞はしぼんで黄体になり、黄体ホルモンを出します。
卵子は何日生きる?
卵子の寿命は排卵後6~24時間、精子の寿命は2~3日です。 射精された精子は卵管膨大部で待機し、放出された卵子と出会い受精しますので、排卵日前日と排卵日の当日の2日間がもっとも妊娠しやすい性交の時期と言えます。 つまり、自分の排卵日を正確に知り、夫婦生活のタイミングを合わせることが妊娠につながります。