しぼんだ肺を膨らませて、穴が自然にふさがるのを待ちます。 しかし、空気漏れの原因となった部分に再び穴があくことも多く、再発率は30~50%といわれています。 そこで、空気漏れがなかなか止まらない場合、自然気胸が2回以上再発している場合、また気胸の再発をなるべく避けたい場合には、手術を選択することになります。
気胸 何回も繰り返す?
気胸が再発しやすい(繰り返す)原因は、安静や胸腔ドレナージで治療しても気胸の原因であるブラが残っているためです。 安静や胸腔ドレナージでは約50%が再発します。 一方、手術は原因となるブラを切除する根治的な治療です。 しかし手術後に新しいブラができることがあるため、絶対に再発しないわけではなく5~10%が再発します。
気胸 再発 何年?
A)気胸が手術で完全に治っていれば、旅行しても大丈夫です。 旅行自体が気胸の再発を増やすことはありません。 術後2年とくに術後半年以内は、術後の再発が多い期間です。
肺気胸の再発予防は?
再発を繰り返す気胸では原因となるブラ病変の切除などの手術を行うことにより再発の予防が期待できます。 気胸の手術では胸腔鏡手術が行なわれることが一般的です。 胸部に小さな穴を1~3か所開けて胸腔鏡を挿入してモニター画面で胸腔内の様子を確認しながら気胸の原因となる部位を治療します。
肺気胸 何人に1人?
気胸鑑別肺気腫予防禁煙治療自然治癒、胸腔ドレナージ 、外科手術、胸膜癒着頻度10万人あたり20人