青年期(adolescent)は11歳から20歳までの時期で、思春期(puberty、11~14歳)とそれ以降の青年後期に分けられます。 初期(11~14歳)、中期(14~17歳)、後期(17~20歳)と分けることもあります。 思春期は、一般的に身体的、特に性的な成熟を意味します。
青年期の意義は?
青年期は「アイデンティティの確立」が発達課題 自分がどのような人間であるのか、どのような人になりたいのかなどを考え、自分の価値を見出す時期なのです。 この時期にしっかりと自分の価値を見出せないと、そのまま無価値な人間だと思い込み、以後の人格形成に大きな影響を及ぼします。
青年期の特徴は?
青年期は身体的、生理的成熟が頭著な時期である。 男女とも身長、体重、胸囲、骨格など身体的に急速な発達が見られ、また、性ホルモンによる男女の差の特徴が大きく現れる。 精神面でも心理状態が不安定となりやすく、感情の動揺が激しい。
青年期 なぜある?
人間の場合、身体的・性的成熟だけでなく社会の中で様々な課題を処理することができる心理社会的な力も求められます。 そのため大人になるための試行錯誤が許される「青年期」が設定されていると考えられています。 要するに社会の中で適応していくためのさまざまな能力やスキルを、青年期を通して修得していくことが求められているのです。
青年期は何歳から何歳まで?
年齢の区切り方については、厚生労働省のいくつかの調査では、「幼年」は0~4歳、「少年」は5~14歳、「青年」は15~24歳、「壮年」は25~44歳、「中年」は45~64歳、それ以上は「高年」と定義しているぞ。