初期症状のめまいや異常な体温上昇などを放置していると、さらに体温が40℃を超えるほどに上昇して脱水状態となり、意識の混濁や異常な言動、全身のけいれん、嚥下障害などへと症状が悪化していきます。 さらに昏睡状態から多臓器不全を起こすと、最悪の場合は死に至ることもあります。
熱中症 どれくらいで死ぬ?
重症になると40度以上の体温になり、けいれんを起こしたり、昏睡状態になります。 高体温になると体中の細胞が文字どおり煮えたぎることになります。 特に脳、肝、心、肺の細胞は熱に弱く、そのためにショック、多臓器不全の状態になります。 ほとんどの場合、血液の異常のために血が固まらなくなります。
熱射病の死亡率は?
熱射病による死亡のリスクは、以下の要因によります。 迅速に治療しなければ、約80%の人が死亡します。 生存者の約20%で、脳の損傷が完全に回復せずに、人格変化、運動障害、協調運動の障害が残ることがあります。 人によっては腎臓が完全に回復しないことがあります。
熱中症になるとどうなるの?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
熱中症 何分以内?
熱射病の予後は高体温の持続時間に左右されるため、 現場での冷却処置が重要である。 発症から 40 分以内に体温を下げることができれば、合 併症の発生もなく、確実に救命できるともいわれている。