レビー小体型認知症では、パーキンソン症状や幻視、レム睡眠障害、自律神経症状がみられます。 末期状態では、パーキンソン症状や認知機能障害の悪化で常時介護が必要になります。 ちょっとした段差での転倒・転落リスクが高まるため、大変危険です。 さらに、自律神経症状によるふらつき・立ちくらみにも注意が必要です。
レビー小体型認知症 余命何年?
発症からの余命は、ADよりも短期で、長くて約7年と言われています。 末期には、誤嚥から生じる肺炎を繰り返し、また免疫機能の低下による他の感染症に罹患する機会が多くなります。 食事の摂取も困難となり、全身衰弱をきたし、やがて死に至ります。
レビー小体型認知症の進行速度は?
レビー小体型認知症の経過 症状が進行する過程は個々人によって異なりますが、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症よりも進行速度は早いと言われています。 初期状態から日常生活において常に介助が必要となる後期の状態まで、10年未満で到達するというのが一般的な見方です。
レビー小体型認知症の進行は?
レビー小体型認知症の進行は、他の認知症と比べると速く、次のような段階を経て進行していきます。 ・うつ症状や、レム睡眠行動障害、嗅覚異常や便秘から始まることが多い。 ・軽度のもの忘れや軽度のパーキンソン症状(手足の震え、姿勢のバランスの悪さなど)が見られる。
レビー小体認知症の初期症状は?
最初は便秘や嗅覚の異常、レム睡眠行動障害が現れることが多いとされています。 少し遅れて、立ちくらみ(起立性低血圧)や3徴(認知機能の変動、繰り返し出現する幻視、パーキンソン症状)が出てきます。 その後は幻視や錯視の訴えが徐々に増えていき、幻聴や妄想なども目立つようになっていきます。