褥瘡は放置しておくと皮膚の炎症が悪化し、水ぶくれや、膿が溜まった膿瘍を形成することもあります。 さらに進行すると褥瘡から体液が漏れ出ることで、体に必要な水やタンパク質などの栄養素が失われ低蛋白血症を起こしてしまうこともあります。 また、傷口から細菌感染症を起こすこともあります。 30 янв. 2016 г.
褥瘡予防 保湿 なぜ?
乾燥した皮膚は細菌などの異物が侵入しやすい状態 皮膚が乾燥すると角層がひび割れて隙間だらけとなり、アレルゲンや細菌などの異物が侵入しやすい状態になります。 よって、乾燥した状態は皮膚障害への準備段階にあり、保湿による予防的スキンケアが必要です。
褥瘡予防の基本は?
褥瘡予防において最も基本的な点は、体圧分散寝具を使うということです。 仰臥位(仰向きで寝ている状態)では、体重は頭部、肩甲骨部、仙骨部、足部の4点で支えられています。 これらの部位に加わる圧迫力をなるべく広い面積で受けるようにすることが褥瘡予防において必要です。
褥瘡 清潔ケア なぜ?
皮膚は汗や尿、便などが付着し、いつも湿ってい ると、皮膚を保護する作用が低下し、褥瘡(床ず れ)が出来やすい状態になります。 褥瘡を作らな いためには皮膚を清潔に保つようスキンケアを行 うことが大切です。
褥瘡リスク なぜ?
栄養状態が悪化すると筋肉や脂肪組織をエネルギー源として利用しますので、低栄養状態が長く続くと筋肉や脂肪組織が減少し、骨が突出して褥瘡発症の危険性が高くなります。 さらに栄養状態の悪化によって浮腫(むくみ)が起こり、血行が悪くなり、褥瘡発症の危険性が高くなりますし、既にある褥瘡の治癒も遅くなります。