例えば、クギが錆びる、リンゴの断面が変色する、輪ゴムがボロボロになる、古いお米で粘りが低下する、プールの塩素で髪が脱色するなどといった現象も『酸化』が関与しています。 いずれの例も、「劣化する」、「ダメージを受ける」といった悪い印象を持たれるでしょう。
体が酸化されるとどうなる?
体が酸化すると、肩こりや慢性疲労、肌荒れ、高血圧などの老化現象が次々に発生。 若々しさをうまく保てないと考えられています。 そして体の酸化を引き起こすのが、「活性酸素」という物質です。 この活性酸素が過剰に増えすぎると、体が酸化によるダメージを受け、様々な現象を引き起こします。
酸化するとはどういうこと?
酸化(さんか、英: oxidation)とは、対象とする物質が電子を失う化学反応のこと。 具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである。 例えば、鉄がさびて酸化鉄になる場合、鉄の電子は酸素 (O) に移動しており、鉄は酸化されていることが分かる。
酸化するとどうなる 金属?
金属のさびは、金属が空気中の酸素や水分と反応して酸化することによってできますが、酸化すると金属を構成し ている原子からいくつかの電子が取り去られ、陽イオンになります。 これを金属のイオン化といいます。
酸化 なぜ体に悪い?
活性酸素は、酸素が変化して人の細胞で発生し、 体内に侵入してきた細菌などを排除する良い作用 を持っています。 一方で、大量に生成されると細胞を酸化させ(サ ビつかせる)、動脈硬化・癌・老化の原因になった り、免疫機能の低下などを引き起こします。