てんかん発作は1日に何度も繰り返す「てんかん発作群発」を特徴とし、これが月から数か月単位で何度も繰り返します。 知能の発達が遅れたり、落ち着きがないなど行動の問題がおこることも多いです。
てんかん発作 何回も?
てんかんと診断するためには少なくとも2回以上の発作を要します(GradeB)。 しかし、初回発作で全般強直性発作であると確診された患者さんの既往歴にミオクロニー発作、欠神発作、単純/複雑部分発作がある場合、1回の発作でもてんかんと診断できます(E-Ⅲ)。
てんかん発作繰り返すとどうなる?
大体月に1回以上の発作を繰り返すものです。 こうした状態が長期間続くと、脳に悪影響を及ぼし認知機能低下や記憶力低下などが起こることがあります。 小児の場合、発達途上の脳への悪影響で、発達が止まったり(停滞)、それまでできていたことができなくなったりすること(退行)がありますので、注意が必要です。
てんかん 何時間?
成人ならばおおよそ6~8時間、子どもでは8~10時間は睡眠をとるようにしましょう。 仕事や、やむを得ない事情で夜更かしをした場合には、翌日十分に眠り、睡眠不足が続かないようにしてください。 発作が十分に抑制されていない場合は、夜勤のない仕事につくことが望まれます。
てんかんの薬1日何回?
薬理学的には、半減期の長い抗てんかん薬では、1日1~2回の投与で安定した血中濃度が得られますが、半減期の短い抗てんかん薬では1日3~4回の投与が必要となります。