2-1. 体力低下は何歳から起こるのか 男性は17歳ごろ、女子は14歳ごろが体力のピークですが、20歳をすぎると緩やかに衰えていきます。 しかし、体力に直結する筋肉量は、男女ともに20~40代は維持されます。
体力のピーク 何歳?
平成27年の文部科学省の体力・運動能力の加齢にともなう変化の傾向によると体力水準は男女ともに6歳から加齢にともなって向上し、男性は17歳頃、女子では14歳頃にピークに達した後、20歳以降では加齢にともなって緩やかに低下する傾向があるとしています(グラフ1、グラフ2)。
筋力アップは何歳まで可能か?
生まれたばかりの赤ちゃんは、立つことも歩くこともできません。 成長していくにつれて筋肉の量が増え、20歳ごろまでは、筋肉の組織は太く長くなっていきます。 そして、20歳ごろを過ぎると少しずつ筋肉量が減っていき、70歳代では20歳代の4割程度に減少します。
何歳になっても筋肉?
何歳から始めても、必ず筋肉はつけることができます。 何もしないと、体全体の筋肉の2/3以上を占めている下半身の筋肉量は、20代以降減少し続けます。 20代のころより50歳なら約10%、80歳なら約30%、筋肉量が減るといわれています。