良性でも悪性でも、脳腫瘍が大きくなると、体の片側のまひやしびれなどが起こります。 そのため、歩けない、ふらつく、言葉が出にくい、人の話すことが理解しにくい、片目が見づらい、物が二重に見える、などの症状が現れます。 また、頭痛を感じたり、てんかん発作が起きたりすることもあります。 ただし、頭痛=脳腫瘍ではありません。 5 окт. 2021 г.
脳腫瘍 ほっとくとどうなる?
小さな転移性脳腫瘍であればほとんど症状を出しませんが、放置すれば確実に腫瘍は増大し脳を圧迫して麻痺や言語障害、痙攣発作などを引き起こし、さらに悪化すると意識障害や命にかかわる状態となります。 転移性脳腫瘍は、腫瘍周囲に脳浮腫を生じ、症状をさらに悪化させます。
なぜ脳に腫瘍ができるのか?
発症の原因は遺伝子の変異とされていますが、それ以上のことは現在も不明です。 ただ腫瘍の進行を助長するものとして高タンパク・高脂肪食品の過剰摂取、過度のストレス、喫煙などが挙げられています。 また、他の臓器にがんがある場合、身内に脳腫瘍を発症した人がいる場合は、リスクが高くなると考えられます。
脳腫瘍はどのような痛み?
脳組織そのものには痛みの感覚はなく、脳腫瘍によって脳が押されたり傷ついたりしても痛みを感じることはありません。 そのため頭痛の原因としては、頭蓋内圧亢進による場合と局所の痛みを感じる部分の刺激による場合が考えられます。 早朝起床時に多い頭痛は、頭蓋内圧亢進症状に特徴的です。
脳に腫瘍ができるとどうなる?
「局所症状」は腫瘍の発生部位によって異なります。 大脳の場合は、手足のしびれや麻痺、感覚障害、失語症などの言語障害、視野欠損や狭窄、記憶障害、ふらつきなどが挙げられます。 脳下垂体の場合は、ホルモンの分泌が異常になり、手足の先が大きくなる末端肥大や巨人症、女性の場合は無月経や生理不順になることがあります。