令和2年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告をもとに、主な先進医療Aの技術について1件あたりの費用を計算すると、がんの治療に用いられる陽子線治療は約271万円、重粒子線治療は約312万円、高波切周除器を用いた子宮腺筋症核出術は約30万円と、技術によってもさまざまです。
先進医療 いくらまで?
先進医療特約を付ける場合、「限度額」には気を付けておきましょう。 1回当たりでは技術料の実額、通算では1,000万円程度になるのが一般的です。
先進医療 何度も?
治療期間や回数について 一般的な放射線治療の場合は約30回程度放射しなければいけないところ、1~4回程度ですみ、1日~1週間程度※で終わります。 症例が多い前立腺がんは、12回~37回程度で3週間~7週間※程度かかります。 ※病院や重粒子・陽子線によって異なります。
先進医療 何割?
がんにならない人もがん保険に入るわけですから、先進医療の患者数2万0665人(12年7月~13年6月末)を国民全体(13年で約1億2700万人)で割るとわずか0.02%です。 先進医療のうち陽子線治療は1件258万円、重粒子線治療は303万円ですが、がんの先進医療はほかにもあります。
先進医療はいつから?
公的医療保険制度においては、全国民一律の医療サービスの提供が原則とされてきたが、患者の選択肢を広げ、利便性を向上させる観点から、1984年10月、高度先進医療が創設され、2006年10月から現行の先進医療に改定されている。