主な疾患には、心筋梗塞や不整脈などの心臓の疾患、肺塞栓などの肺の疾患、甲状腺機能低下症(橋本病)やアジソン病などのホルモンの疾患などがあり、がんなどにともなう低栄養状態やケガによる大出血の場合も低血圧を招きます。 また、降圧薬、抗うつ薬などの副作用や人工透析でも起きることがあります。
血圧低下の原因は?
原因疾患としては、糖尿病が最も多く、内分泌疾患、心臓弁膜症、心筋症などの疾患が隠れている場合があります。 また、服用している薬物(精神安定剤、精神刺激剤、レボドパなどのパ-キンソン病治療剤、降圧剤など)の影響による場合も考えられます。 食後低血圧: 食後に限って血圧が過度に低下する状態です。
血圧が低い時はどうしたらいいですか?
【低血圧改善のための方法】(1)食生活を改善する(2)水分をしっかり摂る(3)血液循環を良くする運動を行う(4)食後にカフェインを摂る
血圧低下の症状は?
低血圧に由来する症状の多くは、血圧低下によって血液が十分に行き届かないことで引き起こされます。 一番高い位置にある脳まで血液が届かないことで、栄養不足や酸素不足に陥り、めまいやふらつきなどの不調があらわれます。 息切れや胸痛が起こるのは、低血圧によって心臓の筋肉に栄養や酸素が届かなくなることが原因です。
低血圧の下値は?
一方、WHO(World Health Organization:世界保健機関)による世界基準では、「最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下」を『低血圧』と定義しています。