① 毛細血管内圧の上昇心臓のポンプ機能の低下などで毛細血管内圧が上昇することにより、間質に水分が染み出し浮腫が生じます。 心不全(右心不全)では、心臓から全身へ血液を送ることが出来ず右心内にうっ帯してしまい、心臓へ戻れず右心の手前であふれた血液中の水分が手足などの末梢に貯留してしまい起こります。 15 июн. 2017 г.
浮腫はなぜ起こる 看護?
血液を車に例えるなら、静脈から心臓に入る辺りで車が渋滞している状態です。 すると、全身の静脈で血液がうっ滞し、それによって静脈の「血管内圧」が高まります。 その結果、間質から血管へ水分を移動させる力が弱まって間質に水分が貯留し、浮腫が起こるのです。 うっ血性心不全で起こる浮腫が、これに当たります。
浮腫があるとなぜダメなのか?
浮腫によって皮膚や粘膜は薄く伸展し、傷つきやすくなります。 また、組織の酸素不足で免疫力が低下するため、感染を起こしやすくなります。 このような状態の時に注意することは、皮膚を清潔に保ち、感染予防のために皮膚を保護することです。 清拭(せいしき)を行う際には、強い力で拭きすぎないように注意しましょう。
心不全による浮腫のメカニズムは?
うっ血性心不全では、全身の臓器や血管で血液の滞留(うっ血)が起こって、体液量が増加し、尿の量が減ります。 そのため、体重が急激に増加し、下肢などにむくみ(浮腫)が現われます。 また、肺に水が溜まるため(肺水腫)、息切れや呼吸困難、倦怠感などが生じます。
末梢浮腫の原因は?
①局所性浮腫:末梢血管の異常による浮腫のことをいいます。 最も多い原因は静脈圧の上昇です。 この型の浮腫の最も普通の形は起立時の下腿の浮腫です。 血栓性静脈炎、静脈血栓症、腫瘍、動脈瘤その他による外部からの静脈圧迫などにみられる浮腫、静脈瘤による浮腫がその例です。