心不全がおきると交感神経が賦活化されます。 賦活化されると、頻脈になったり、血圧上昇をきたします。 これによって心不全は悪化のスパイラルに陥ります。
心不全 徐脈 なぜ?
頻脈性不整脈(脈が速いタイプ)は心臓の過活動を来し、心臓に負担をかけて心不全を来します。 また、徐脈性不整脈(脈が遅いタイプ)は心拍数が少なくなり、心臓より駆出される血液量が少なくなるため、心不全を来します。
心不全 心拍数どうなる?
心筋が弱り、ポンプ機能が低下すると、1回の拍動で送り出せる血液が少なくなってしまいます。 そこで拍動の回数を多くして一生懸命血液を送り出そうとします。 それで 脈拍が速くなり、ドキドキという動悸を感じるのです。
なぜ頻脈になるのか?
心臓は微弱な電気信号により規則正しい脈拍を保っていますが、狭心症や心筋梗塞、心不全、虚血性心疾患などが原因で電気信号に異常が起こると頻脈などの不整脈が発生します。 心疾患以外にも、高血圧、糖尿病、甲状腺疾患などで起こるほか、疲労の蓄積やストレス、飲酒・喫煙、睡眠不足などが原因で起こることもあります。
心不全 交感神経亢進 なぜ?
心不全では心臓のポンプ機能低下や弁膜の異常により心臓から全身への拍出量が減少し動脈圧低下や圧上昇速度が低下するために圧受容体反射を介して交感神経活動の亢進が惹起される。