「四十九日」にはどんな意味があるのでしょうか。 仏教では、人は亡くなってから49日後に仏さまのもとへ旅立つと考えられています。 それまでの期間は、7日ごとに閻魔様の審査を受け、7回目、つまり臨終から49日後の裁きで、極楽往生できるかどうかの最終審判が下ります。
49日には何をおくる?
定番は、花であれば菊や胡蝶蘭、ゆりなど白を基調としたもの、食べ物であれば、果物、焼き菓子、煎餅、ゼリー、まんじゅう、羊羹、蒲鉾、佃煮など。 飲み物であれば、酒、お茶など、その他消耗品であれば、線香、ろうそく、といったものです。 なお、四十九日のお供えとして、アレンジメントされた花を贈ることもあります。
49日後魂はどこへ?
沖縄では告別式の日に納骨式まで済ませるケースも多いのですが、それでも、四十九日までは故人の魂はお墓ではなく、仏壇にいることに…。 そのため四十九日法要以降は、お墓に出向いて故人の魂を家へ招く儀式が加わるのです。
49日の法要にはいくら包む?
四十九日の香典の金額は、故人との関係性や地域によって異なりますが、葬儀より少し低くなります。 一般的に親族は10,000円~50,000円、友人や知人は3,000円~10,000円程度です。 死や苦を連想させる4や9、無や亡をイメージさせる6を避け、3,000円や5,000円、10,000円が包まれることが多いです。
49日まで 故人はどこに?
人は亡くなってから49日間、現世から冥途(あの世)へ向かう旅に出ます。 そして、冥土の入り口で、現世のおこないを審判にかけられます。 無垢の善人は仏となり極楽へ上がり、少しでも悪いことをした人は地獄へ落ちます。 遺族はこの期間に、故人の霊が無事に冥土へ着き、それも極楽に行けるようにと願います。