歩かなくなると筋力が弱くなったり、歩行時に足のひっかかりがみられ、転倒しやすくなります。 高齢者が転倒をすると、骨折から要介護状態になる可能性があるため「転ばないこと」に注意が必要です。
人は動かないとどうなるのか?
一般的に運動をしないと、1年に1%ぐらい全身の筋肉がなくなる。 何も対策をしていなければ、60代では20代のころと比べて身体機能が40%も衰えるという研究結果もある。 1日のうち、座っている時間が長ければ長いほど心血管疾患など病気になるリスクが高くなる。
なぜ歩けなくなる?
歩けなくなる原因として、脳、脊髄、末梢神経、筋肉、骨格・関節の病変が挙げられます。
体を動かさないとどうなるか?
しかし食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、使われなかったエネルギーは脂肪としてからだに蓄えていきます。 この状態が幾度となく繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し、肥満となります。 そして肥満が原因となって糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなります。
年を取るとなぜ歩けなくなる?
一つは運動器自体の疾患である変形性関節症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症などであり、ロコモの3大疾患と言われるものです。 もう一つは、年を取ること自体によって自然におこる、筋力やバランス感覚の低下等による運動器機能不全、廃用性萎縮、サルコペニヤが原因と言えます。