風邪(かぜ)は、正式には「風邪症候群」といって、上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。 ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こります。
風邪をひくとどうなる?
風邪を引くと、咳、痰、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭痛、発熱、下痢、倦怠感、悪寒といった様々な症状があらわれますが、これは体の免疫システムがウイルスと戦っている証拠です。 風邪を引くと発熱する理由は、体温を上げることで免疫を活性化させ、ウイルスへの攻撃力を高めるためです。
風邪をひきやすいのは何が原因?
風邪の原因は、ほぼウイルスによるものといえます。 つまり、鼻やのどからウイルスが体内に入り、このときに疲労やストレスあるいは不摂生などにより免疫力が低下していると、体外にウイルスを追い出すことができず「風邪症候群」、つまり一般的な「風邪」の症状が起こりやすくなるのです。
風邪の症状は何がある?
症状としては、鼻汁(鼻みず)・鼻閉・咽頭痛・嗄声(声枯れ)・咳嗽・喀痰などの 呼吸器症状の他に、発熱・頭痛・全身倦怠感(だるさ)・食欲不振などの全身症状など、これら全てまたはいくつかの症状を呈するもので、検査をしても顕著な異常はなく、多くは1週間程で自らの免疫力により治ります。
風邪 なぜ体が痛くなる?
風邪をひくと、免疫力を上げてウイルスを追い出そうと熱が上がります。 この熱が上がっていく過程において、悪寒を感じるようになります。 悪寒で寒さを感じることで体を震えさせ、体内の温度を上げます。 この時に発熱させる物質が、関節内などで炎症を引き起こし、筋肉痛や関節痛を起こすのです。