外敵が入ってくると、のどの粘膜でそれを付着し、外へと追いやります。 ところがのどが乾燥すると、この防御機能が低下し、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。 風邪のウイルスなどに感染するとのどの細胞が破壊され、炎症が生じます。 この炎症が、痛みや腫れの原因になるのです。
なぜ喉が腫れるのか?
体内に入ったウイルスなどの外敵によって攻撃された細胞は、化学物質を放出します。 放出された化学物質は、外敵と戦う白血球を集めるために、血管を拡げます。 すると血液量が増え、毛細血管から血液成分が出て、リンパ液とともに溜まります。 これが「腫れ」です。
喉が腫れている 何科?
喉の腫れや痛みで食べ物が飲み込めない、発熱、喉に違和感があるなどの症状がしばらく続く場合、単なる風邪などが原因ではない可能性があります。 このようなときは内科、または耳鼻咽喉科がある医療機関への受診が勧められます。
喉の腫れ どれくらいで治る?
解熱剤を服用し、よくうがいをし、安静にすることで、通常は1週間程度で治ります。 細菌性の扁桃炎の場合には、抗生剤の投与が標準的な治療で、症状をやわらげるために解熱剤や消炎鎮痛薬、うがい薬などを処方します。
喉 イガイガ なぜ?
のどは食べ物や飲み物、空気の通り道です。 外からのものを直接取り入れる窓口になるため、食べ物や空気とともに病原体となる細菌やウイルスが侵入しやすい場所でもあります。 疲れなどによって、のどの抵抗力が低くなると、のどに細菌が感染することでイガイガするなどの違和感を感じ、のどが痛くなります。