加齢に伴って骨の量は減少します 若い人でも極端なダイエットや運動不足、ステロイド剤の服用などの影響で骨粗鬆症になることもあります。 長年の生活習慣(喫煙、アルコール・カフェインの多飲、日照不足など)が原因となることから、生活習慣病との関連も重要と考えられています。
原発性骨粗鬆症の原因はどれか?
骨粗鬆症になる原因によって、「原発性」と「続発性」に分けられます。 原発性は、閉経や加齢によって起こる骨粗鬆症です。 また、妊娠によって起こる骨粗鬆症も含まれます(妊娠後骨粗鬆症)。 原発性骨粗鬆症のなかでも、女性において、女性ホルモンが低下することによって起こる骨粗鬆症を「閉経後骨粗鬆症」といいます。
リウマチ 骨粗鬆症 なぜ?
関節リウマチは全身性炎症性疾患である。 リウマチにおける関節破壊は炎症性サイトカインによる局所の破骨細胞分化活性による骨破壊が原因である。 この事はリウマチにおける傍関節性骨粗鬆症の原因となる。 また、これらの炎症性サイトカインは関節局所のみならず全身にも影響を与え全身性骨粗鬆症となる。
骨粗鬆症になるとどうなるの?
骨粗鬆症は骨の量が減り、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。 骨がもろくなると体の重みで骨がつぶれてしまうことがあります。 これを圧迫骨折といいます。 圧迫骨折になると、背中が丸くなり内臓が圧迫される為、消化不良、便秘、胸焼け等の症状がでます。
甲状腺機能亢進 骨粗鬆症 なぜ?
甲状腺疾患と骨粗しょう症の関係ですが、バセドウ病など甲状腺機能亢進症によって甲状腺ホルモンの高い状態が続くと、その甲状腺ホルモンの働きにより骨吸収が進み、骨粗しょう症をきたしやすいといわれています。 また副甲状腺機能亢進症でも骨粗しょう症になります。
骨粗鬆症はなぜ女性に多いのか?
女性は生まれつき骨格が小さく筋力も弱く、また妊娠や授乳期などカルシウムを大量に必要とする時期があります。 さらに閉経期を迎えると、卵巣からでる女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が急激に減少します。 エストロゲンは骨の吸収を抑制する作用がありますので、これが欠乏すると骨粗鬆の状態になります。
骨粗鬆症どんな人に多いか?
高齢者や女性以外でも 過去に骨折したことのある人、タバコを吸う人、お酒を多く飲む人、ステロイド系のお薬を使用している人、両親に骨折歴[特に太ももの付け根の骨折]のある人、運動不足の人や、体を動かすことが少ない人は骨粗鬆症になりやすいといわれています。
骨粗鬆症とはどんな病気?
骨粗鬆症とはどんな病気ですか。 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨のカルシウム分(骨量)が少なくなり、骨の強度が低下してしまう病気です。 その結果、骨がもろくなり、腰が曲がったり、背中や腰の痛みを訴えるようになり、またちよっとしたことでも骨折しやすくなります。
骨粗鬆症を治療するにはどうすればよいですか?
骨粗鬆症を治療する目的は、骨密度が低下することを防ぎ、骨折を防止することです。 主な治療方法は薬物治療ですが、骨粗鬆症は運動や食事などの長年の生活習慣も発症に大きく関わっているので、 運動療法や食事療法などを普段から行って、骨密度を維持し高めていくことも大切です。 骨粗鬆症の治療薬は、現在、続々と開発されています。
続発性骨粗鬆症とは何ですか?
続発性骨粗鬆症とは、骨を弱くする原因となる疾患や、薬などによって引き起こされる骨粗鬆症です。 副甲状腺機能亢進症やバセドウ病、性腺機能低下症などの内分泌系の疾患のほか、運動器や内臓疾患、糖尿病などの生活習慣病が主な原因となります。 これらの疾患が原因の場合は、治療と同時に骨粗鬆症の予防や対策を進める必要があります。 また、ステロイドの長期服用は骨の形成を促すホルモンの分泌を減少させ、これが原因で骨粗鬆症を発症することもあります。 特発性骨粗鬆症は、原発性や続発性のように加齢や疾患などが原因ではなく、突発的に起こって急激に進行する骨粗鬆症です。 「妊娠後骨粗鬆症」が代表的なものです。
骨粗鬆症にカルシウムは必要ですか?
骨をつくるうえでカルシウムは欠かせません。 骨粗鬆症の発症者だと、食事と薬で約1000mgを摂取すると良いとされています。 上記の薬以外にも、タンパク同化ホルモン製剤やイプリフラボンなどが処方されることもあります。