PICCとは 末梢挿入型中心静脈カテーテルPICCとは、肘の静脈(尺側皮静脈、橈側皮静脈、肘正中皮静脈など)を穿刺して長いカテーテルを挿入し、腋窩静脈、鎖骨下静脈を経由して上大静脈に先端を位置させるものです。 上腕からのアプローチのため、皮膚温の低さや常在菌の少なさから感染のリスクが少なく、長期間の留置が可能です。
PICC どこに?
PICCについて簡単に説明しますと、肘の静脈(尺側皮静脈、橈側皮静脈、肘正中皮静脈など)から挿入し、先端を中心静脈(上大静脈)に位置させるカテーテルのことです。 非常に細く軟らかいカテーテルです。 上腕の部分でこれらの静脈を穿刺して挿入する方法が『上腕PICC』ということになります。
中心静脈カテーテル何故いれる?
末梢からの輸液ルートの確保ができない場合、あるいは、集中治療を必要とする重症患者さんの全身管理、経口・経腸栄養ができない患者さんへの高比重・高浸透圧・高カロリーの栄養剤の投与、抗がん剤の投与などを目的に留置されるのが、中心静脈カテーテルです。
点滴 血管 どこ?
<点滴静脈注射に用いられる血管> 点滴静脈注射には、主に前腕正中皮静脈、撓側皮静脈、 尺側皮静脈が用いられます。 表在性の静脈にならどこに でも行うことができますが、患者さんが長時間同一体位 を強いられることを配慮して部位を選択しましょう。
点滴ってどこにする?
点滴はどこに打ちますか 一般的には腕の静脈内に注射針を挿入します。 これは末梢静脈(まっしょうじょうみゃく)点滴と呼ばれ、30分から数時間程度と比較的短い時間で終了する点滴です。 これに対してカテーテルという医療用チューブを太い血管内に留置して行う投与方法があります。